『独立国家のつくりかた』

「僕は受かる前から、落ちてもどんなことになっても別にかまわないと考えていた。つまり僕はそこで落ちようが試験で落ちようが、固有の人物を知っている。師事すべき人をもうすでに獲得しているので、どうせ試験で落ちたって上京して、その人の研究室に潜り込めばいいし、講義なんか簡単に受けられるし、むしろそうやって学んだほうが経験になりそうだと思っていたので、入試なんてどうでもよかったのだ。」

 

『独立国家のつくりかた』坂口恭平

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