学力には2種類ある。
「コンテンツ学力」と「ノウハウ学力」
「コンテンツ学力」は、歴史の年号や方程式の解き方などの、勉強の中身そのものの学力のこと。
「ノウハウ学力」は、
勉強をを通して身につく、ノウハウとしての学力のこと。
例えば、記憶力、自分の取り柄を見つける能力、
いつまでにどれぐらい点を取るかという計画性、
力を入れる科目と、入れなくてもいい科目を判断する戦略性、
メタ認知力。
この中で一番大事なのが「メタ認知力」。
「メタ認知力」は、自分の状態や能力を認知できる力のこと。
自分の能力がどれぐらいか、判断ができ、
その上で何をすべきか方向性を考え、
具体的に何をすれば最適な結果が得られるかを考え、
課題を解決していく過程を、目標と照らし合わせて点検し、調整・修正する。
この力が身につくと、自分で自分をどんどん賢くしていける。
「コンテンツ学力」が大人になってからも役に立つ仕事は多くないけれど、
勉強を通して「ノウハウ学力」を身につけられたら、
社会に出てからも、必ず役に立つ。